
3月も半ば。新年度を間近に控え、4月はじまりの新しい手帳や年間カレンダーを準備するなど、少しずつ新年度へ向けてのスケジュールを組まれている方もおられるかと思います。
あと2週間もすれば桜もちらほらほころび始め、いよいよ春本番。待ち遠しい季節ですね。
さて、社労士の業務には日々の労務相談や就業規則の見直しなどいろいろあります。
それと同時に「1年間の決まったスケジュール」に沿いながらすすめていく定期的な手続き。これもとても大切な仕事の一部です。
「手続きの電子化」と言われても、なかなかすべての事業所ですぐに対応…、なかなかそういうわけにはいかないですよね。負担に感じているというお話もよくお聞きます。そうした手間を少しでも減らすお手伝いができればと思っています。
先日、手続きについてお問い合わせをいただきました。私自身の再確認の意味でもいいきっかけとなりました。そこで今回は、新年度を迎えるにあたり、「社会保険・労働保険の年間スケジュール(大きな山場)」をざっくりと書き出してみました(もちろん私自身の再確認のためでもあるのですが…)。
毎月決まったタイミングで発生する主な手続き
🌸 春(4月〜5月)
- 新入社員の入社手続き(雇用保険・社会保険の資格取得)
- 36協定などの更新・届出(4月起算の会社が多いです。お忘れなく)
🌻 夏(6月〜7月)【1年で一番の業務ラッシュ!毎年本当にお疲れ様です】
- 労働保険の年度更新(6/1〜7/10):1年間の労災・雇用保険料の計算と申告
- 社会保険の算定基礎届(7/1〜7/10):1年間の社会保険料のベースとなる月額変更の手続き
🍁 秋(9月~10月)
・9月:定時決定により新しい保険料が適用される(翌年8月まで)。
- 最低賃金の改定(10月):毎年10月頃に都道府県ごとに最低賃金が変わります。時給や基本給のチェックが必須です。
- 新しい保険料の納付開始(10月)
⛄️ 冬(12月〜1月)
- 年末調整の実施
- 法定調書・給与支払報告書の提出(1月末まで)
⭐ 「賞与(ボーナス)」の手続きも忘れずに!
夏や冬の一般的なボーナスはもちろん、決算月(例えば2月や9月など)に臨時で賞与を支給された場合も、「支給した日から5日以内」に年金事務所へ『賞与支払届』を提出する必要があります。 「今月はイレギュラーでミニボーナスを出すよ!」という時は、忘れず手続きをしてください。
一緒に一つひとつ進めていきましょう並べてみると、1年中何かの手続きに追われているなぁ…と感じられるかもしれませんね。
といっても今すぐすべて完璧に把握しておかなくても大丈夫です。
ざっくりと「夏頃に大きな手続き」「秋に時給の確認」と年間の流れをイメージしておいて、カレンダーの隅に少しメモしておくだけでも見通しが立てやすくなるかなと思います。
これ以外にも年齢に応じて発生する手続きや、入退社や出産といった必要に応じて発生する手続きなどもありますが、また別の機会に取り上げたいと思います。
まずは目の前の4月に向けて、一つひとつ準備を進めていきましょう!
